クローバー
恋人たちの裏庭〜再会〜
月曜日、遥紀は仕事へ。
「新婚さんおはよう。」
友人が言う。
「有馬…それはよせよ。」
「新婚初夜はどう?って、もう住んでるか。子供もいるし。嫁かわいいよなぁ。子供作りたくなるのもわかる。娘もハルにそっくりだし。よくできた娘だよ。」
「かわいいだろ?」
「…親バカ。」
「親バカでいさせて?存在を知らなかった娘だ。愛しい。茉衣には感謝してる。美人で、もう、たまらなく好きだ。」
「…のろけかよ。」
本番、遥紀は、
「一昨日、結婚式を挙げました。妻は泣いていて。本当に迷惑をたくさんかけました。妻がいて、娘がいて、息子がいて、毎日が幸せで。娘は毎日おかえりなさいと迎えてくれる。他愛のないないことかも知れないけれどそれが幸せだ。惚気てる?…迷惑かけたから絆は深まったかな?妻は今身重で。お腹はまだ目立ってないけど。待ち遠しそうに微笑んでる。妻にとって3人目の出産だけれども、デリケートなものなのであまり心配事させずにいきたいですね。娘は息子をよくみてくれてます、娘を信頼しています。毎日、パパと呼ばれてこんなに嬉しいなんて2年半くらい前には考えられなかった。」
本番が終わると、遥紀は上司に呼ばれる。
「今から会議だ。」
「〇〇高校の伝説について放送しようと思う。」
遥紀は、
「え…。」
「裏庭でキスして、愛を確かめ合っていたた恋人の話。」
「それは…。」
何も知らない女性スタッフは食いつき、
「ステキ!」
「だろ?小耳に挟んだけど確かめる価値ありじゃないか?」
知ってる友人はくすくす笑う。
「有馬…。」
「僕は賛成ですね。その恋人はその後どうなったかわからないけど結果より伝説じゃないかな?」
「…。」
「何だ遥紀クン、知ってるの?その恋人たちの話。」
「…知ってるも何も…。」
「何?」
上司は言うと、
「…そんな伝説、僕の時代にはなかったから嘘臭いです…。」
「あれ?その後かなぁ。知らないならいいよね。」
上司が言うと女性スタッフは、
「サンタさん卒業生ですか?」
遥紀は、
「…卒業生だから、母校だから気が乗らない。…知ってる先生まだいるし。」
「きゃあ、いい伝説よねぇ。拝みたいわ。」
(茉衣との内緒の場所が…。)
「新婚さんおはよう。」
友人が言う。
「有馬…それはよせよ。」
「新婚初夜はどう?って、もう住んでるか。子供もいるし。嫁かわいいよなぁ。子供作りたくなるのもわかる。娘もハルにそっくりだし。よくできた娘だよ。」
「かわいいだろ?」
「…親バカ。」
「親バカでいさせて?存在を知らなかった娘だ。愛しい。茉衣には感謝してる。美人で、もう、たまらなく好きだ。」
「…のろけかよ。」
本番、遥紀は、
「一昨日、結婚式を挙げました。妻は泣いていて。本当に迷惑をたくさんかけました。妻がいて、娘がいて、息子がいて、毎日が幸せで。娘は毎日おかえりなさいと迎えてくれる。他愛のないないことかも知れないけれどそれが幸せだ。惚気てる?…迷惑かけたから絆は深まったかな?妻は今身重で。お腹はまだ目立ってないけど。待ち遠しそうに微笑んでる。妻にとって3人目の出産だけれども、デリケートなものなのであまり心配事させずにいきたいですね。娘は息子をよくみてくれてます、娘を信頼しています。毎日、パパと呼ばれてこんなに嬉しいなんて2年半くらい前には考えられなかった。」
本番が終わると、遥紀は上司に呼ばれる。
「今から会議だ。」
「〇〇高校の伝説について放送しようと思う。」
遥紀は、
「え…。」
「裏庭でキスして、愛を確かめ合っていたた恋人の話。」
「それは…。」
何も知らない女性スタッフは食いつき、
「ステキ!」
「だろ?小耳に挟んだけど確かめる価値ありじゃないか?」
知ってる友人はくすくす笑う。
「有馬…。」
「僕は賛成ですね。その恋人はその後どうなったかわからないけど結果より伝説じゃないかな?」
「…。」
「何だ遥紀クン、知ってるの?その恋人たちの話。」
「…知ってるも何も…。」
「何?」
上司は言うと、
「…そんな伝説、僕の時代にはなかったから嘘臭いです…。」
「あれ?その後かなぁ。知らないならいいよね。」
上司が言うと女性スタッフは、
「サンタさん卒業生ですか?」
遥紀は、
「…卒業生だから、母校だから気が乗らない。…知ってる先生まだいるし。」
「きゃあ、いい伝説よねぇ。拝みたいわ。」
(茉衣との内緒の場所が…。)