クローバー

キスされた彼女なんて…別れて！」
「弟？」
「…弟に追求されたの。弟は男の人を信じない。お姉ちゃんの事があって、目を覚ませって。」
「…愛してる。約束する。捨てたりしない。本気なんだ。結婚を考えている。だから、別れるなんて言わないで欲しい！」
「…真治ぃ！」


風呂場で激しく抱き合う。

「ん…ああっ！！」

感じる沙衣。二人はキスを何度も繰り返す。流れてるシャワーの下、床には、沙衣の蜜と真治の精子が。
沙衣は真治のベッドで、真治は床で眠る。


朝、沙衣は目覚める。

「ん…。」

見ると、床の上には優しいカオで眠る真治が。真治の為に出来ることをしたい沙衣は、冷蔵庫を勝手に開け、ありあわせのもので料理を作る。すると、

「沙衣おはよう☆」

ぎゅっ。

「これ作ってくれたの？嬉しい。」

甘いキス。


食べる。

「おいしい。」

キス。
沙衣は素直な真治に幸せを感じる。


沙衣は真治に途中まで送ってもらい、帰る、別れ際に甘いキス。

「…ただいま。」

不安げな沙衣。すると礼衣が、

「姉さんごめん。軽率だった。父さんや母さんに追求されて、怒られた。お前がそうすることで相手は触発される。意地になって子供を作りでもしたらどうする！って。」
「そんな事するような人じゃない…。」


「関係を持つごとに沙衣を守るためにモデルを辞めたいと思った。沙衣と結婚したい。それには沙衣の両親に相応しくいないといけない。結婚前に、家に行った時、お義父さんから、娘を孕ましてないだろうな！と迫られて、礼衣君には、捨てなかったんだねと皮肉られるし。でも、ずっと付き合ってたのを知って、ごめんと謝ってました。お義兄さん、テレビ局から誘われてるよね。」
「…。」
「僕でよければ役に立ちたいです。」
「真治君？」
「私はお義兄さんがいたから沙衣と結ばれました。不謹慎ですけど、お義兄さんの辛さはわかっています…。サポートしたいんです。兄弟として。だから兄さんに過去を話しました。」
「…。」
「この写真。沙衣に内緒で持って来ました。」
「！？」

真治が裸の沙衣を抱いている噂の写真。

「本当にこの人、さぁちゃんなのか？」
「はい。この写真に何回も欲情しました。沙衣は恥ずかし