クローバー
悩み
家に帰る。茉衣は、
「楽しかった。今日はいきなり沙衣らが来たんだもん。でも、嬉しかった。わかってる。真治君が遥紀に何か話したかったから来たこと。」
「…真治君、感覚鋭いな…。」
「何で?」
遥紀は茉莉がハルカと遊んでいて聞いていないことを確認して、
「…オレがラジオだけでなく、テレビ局からもオファーがあること。」
「…え?」
「考えるのはオレだけど、するなら徹底的にサポートすると。」
「え…仕事は?」
「辞める覚悟ない限り、真治くんはそんな事は言わない。」
「…。」
「どうしよう。真治君は本気だ。オレはどうしたらいいか正直気にかけている。一時的な現象なだけ。茉衣の意見が聞きたい。」
「…う〜ん。真治君を巻き込むのは…。」
「真治君は知ってたみたいだ。茉莉の父親がオレだって事。」
「…え?」
「茉莉がオレのラジオ聞いていた時に真治君は茉衣の動揺を見て何かあると思ったみたいだ。」
「確か…真治君は遥紀を地元の人と言ったの。…私は茉莉の父親だとわかっていたから、突かれた気分になって…。」
「帰って調べたら、茉莉と親子なのは明らかなくらい似ていて、でもそれだけではなくもっと調べたと思う。言わないだけで。」
「…。」
「茉衣?」
「私は遥紀についていく。その覚悟で結婚したの。茉莉がいても…遥紀に追求されても真実を言うことはすごく力がいった。だって遥紀に茉莉を背負わせていいのか。…今はそれがよかったと感じてる。茉莉は喜んで、ハルカの優しいお姉さんになったし、郁にも、麻紀ちゃんにも紀里ちゃんにも好かれて、心の豊かな娘になっていったわ。幼い頃、パパはパパは?と泣き回ってた子が。言わないようになっても寂しいことくらいわかっていた。いくら抱いても寂しそうにしてた。いきなり環境が変わって、遥紀が来て、父親を知った。そして、眠りから覚めたら私のお腹にハルカがいて、産まれたハルカをとても可愛がってくれて。私は遥紀を愛してる。だから遥紀の好きな事なら支えていきたいと思うの。」
茉莉はハルカと遊んでいる。きゃあきゃあ喜んでいる。はいはいしてる。
「いい子ね。」
撫でる。ねっ転がり、抱く。
「きゃあきゃあ☆」
「楽しかった。今日はいきなり沙衣らが来たんだもん。でも、嬉しかった。わかってる。真治君が遥紀に何か話したかったから来たこと。」
「…真治君、感覚鋭いな…。」
「何で?」
遥紀は茉莉がハルカと遊んでいて聞いていないことを確認して、
「…オレがラジオだけでなく、テレビ局からもオファーがあること。」
「…え?」
「考えるのはオレだけど、するなら徹底的にサポートすると。」
「え…仕事は?」
「辞める覚悟ない限り、真治くんはそんな事は言わない。」
「…。」
「どうしよう。真治君は本気だ。オレはどうしたらいいか正直気にかけている。一時的な現象なだけ。茉衣の意見が聞きたい。」
「…う〜ん。真治君を巻き込むのは…。」
「真治君は知ってたみたいだ。茉莉の父親がオレだって事。」
「…え?」
「茉莉がオレのラジオ聞いていた時に真治君は茉衣の動揺を見て何かあると思ったみたいだ。」
「確か…真治君は遥紀を地元の人と言ったの。…私は茉莉の父親だとわかっていたから、突かれた気分になって…。」
「帰って調べたら、茉莉と親子なのは明らかなくらい似ていて、でもそれだけではなくもっと調べたと思う。言わないだけで。」
「…。」
「茉衣?」
「私は遥紀についていく。その覚悟で結婚したの。茉莉がいても…遥紀に追求されても真実を言うことはすごく力がいった。だって遥紀に茉莉を背負わせていいのか。…今はそれがよかったと感じてる。茉莉は喜んで、ハルカの優しいお姉さんになったし、郁にも、麻紀ちゃんにも紀里ちゃんにも好かれて、心の豊かな娘になっていったわ。幼い頃、パパはパパは?と泣き回ってた子が。言わないようになっても寂しいことくらいわかっていた。いくら抱いても寂しそうにしてた。いきなり環境が変わって、遥紀が来て、父親を知った。そして、眠りから覚めたら私のお腹にハルカがいて、産まれたハルカをとても可愛がってくれて。私は遥紀を愛してる。だから遥紀の好きな事なら支えていきたいと思うの。」
茉莉はハルカと遊んでいる。きゃあきゃあ喜んでいる。はいはいしてる。
「いい子ね。」
撫でる。ねっ転がり、抱く。
「きゃあきゃあ☆」