クローバー
礼衣と聖華の物語
みんな帰り、弟夫婦の時間。
「今日は楽しかったね。」
礼衣が言うと、
「子供達があんなに仲良くしてたらたくさんいてもいいかな?って。大変なのはわかるよ。大和だっていきなり泣くし。出産はきついよ。痛いし、こんなところから何で出てくるの〜って叫ぶくらい。だけどね、笑顔がかわいいんだ。大和ね、幸せそうにおちち飲むのよ。私達の子供に生まれて来てくれてありがとう。と思えるの。」
礼衣は、
「姉さん達を見ていて、最初は子供っているのかな?と思ってた。かわいいのはわかるよ。茉衣姉さんは当初シングルで、父親がいないのに、なぜそこまで愛せる?と思ってた。捨てられた男の子供だよ。オレがいくら父親になるからと言って、教えようとしても、この子に父親は一人しかいないの。だからダメ、といつも言う。捨てられたくせに。可憐に育っていった茉莉。父親がいきなり現れて、こいつが!?と憎しみが湧いてきた。殺そうとさえ思った。死んで相当の男だと。しかもまた姉さんを妊娠させて。止めようとして吐いてる。最低だ。聖華は逆上していたオレをなだめて抱き寄せた。」
「そうよ、お義姉さんの大事な人だよ。…本当は見てしまったの。茉莉ちゃんに聞いたの。あの日に遊園地行くって。茉莉ちゃんの好きな人どんな人かと思って見に行ったの。ばれないように帽子とめがねで変装したの。見た時びっくりしたの。茉莉ちゃんに似てるのよ。お義姉さんを見たら少し震えてた。当たらないように、祈ってたと思う。」
こっそり見ている聖華。
「上手く紛れ込んだわ…。茉莉ちゃんかわいい☆」
遥紀が準備の為に出てくる。
「!?」
聖華は遥紀と茉莉の共通点に気付く。
「…似てる!?」
目元、口元、笑顔、雰囲気…。聖華は胸騒ぎがする。
「あの人…お義姉さんと似た年くらいだよね。若く見えるけど。」
茉莉が当たる。
目が合わないようにしている茉衣。
「お義姉さん?」
茉衣に気付いて一瞬冷静さを失う遥紀。
「おかしい…おかしいわ!?」
終わって茉衣達をこっそりつける聖華。
茉莉はトイレへ。
すると、
「あ、あの人…!?」
「茉衣!」
びくっとする茉衣。
「…三田君…。」
会話を聞いてる聖華。
「今日は楽しかったね。」
礼衣が言うと、
「子供達があんなに仲良くしてたらたくさんいてもいいかな?って。大変なのはわかるよ。大和だっていきなり泣くし。出産はきついよ。痛いし、こんなところから何で出てくるの〜って叫ぶくらい。だけどね、笑顔がかわいいんだ。大和ね、幸せそうにおちち飲むのよ。私達の子供に生まれて来てくれてありがとう。と思えるの。」
礼衣は、
「姉さん達を見ていて、最初は子供っているのかな?と思ってた。かわいいのはわかるよ。茉衣姉さんは当初シングルで、父親がいないのに、なぜそこまで愛せる?と思ってた。捨てられた男の子供だよ。オレがいくら父親になるからと言って、教えようとしても、この子に父親は一人しかいないの。だからダメ、といつも言う。捨てられたくせに。可憐に育っていった茉莉。父親がいきなり現れて、こいつが!?と憎しみが湧いてきた。殺そうとさえ思った。死んで相当の男だと。しかもまた姉さんを妊娠させて。止めようとして吐いてる。最低だ。聖華は逆上していたオレをなだめて抱き寄せた。」
「そうよ、お義姉さんの大事な人だよ。…本当は見てしまったの。茉莉ちゃんに聞いたの。あの日に遊園地行くって。茉莉ちゃんの好きな人どんな人かと思って見に行ったの。ばれないように帽子とめがねで変装したの。見た時びっくりしたの。茉莉ちゃんに似てるのよ。お義姉さんを見たら少し震えてた。当たらないように、祈ってたと思う。」
こっそり見ている聖華。
「上手く紛れ込んだわ…。茉莉ちゃんかわいい☆」
遥紀が準備の為に出てくる。
「!?」
聖華は遥紀と茉莉の共通点に気付く。
「…似てる!?」
目元、口元、笑顔、雰囲気…。聖華は胸騒ぎがする。
「あの人…お義姉さんと似た年くらいだよね。若く見えるけど。」
茉莉が当たる。
目が合わないようにしている茉衣。
「お義姉さん?」
茉衣に気付いて一瞬冷静さを失う遥紀。
「おかしい…おかしいわ!?」
終わって茉衣達をこっそりつける聖華。
茉莉はトイレへ。
すると、
「あ、あの人…!?」
「茉衣!」
びくっとする茉衣。
「…三田君…。」
会話を聞いてる聖華。