クローバー
は自己紹介。僕は3−Aの真田礼衣。君は?」
「1−Dの松岡聖華です…。」
「いい名前だね。」

すると、

「お〜い、礼衣!」
「青山、どうしたんだ?へぇ、礼衣は彼女なんだ。聖華ちゃんだっけ?(青山はチューバ)」


礼衣は友人達といる。聖華のカオはほてっている。友人が、

「聖華?」

と言ってもおかしい。
帰りも礼衣が対処する。だんだん礼衣に惹かれていく聖華。聖華は決意する。


聖華は礼衣を呼び出す。

「どうしたのかな?」
「あの…好きです。」
「え?」
「好きです!」

礼衣は、

「…男は愚かなんだ。そんな男を信じない方がいい。男は女を傷付けるものだ。醜い。」
聖華は礼衣の心の中の闇を感じる。でも先輩しかいないと思う。


何度も礼衣に告白する聖華。礼衣にはいつも男は醜い。と言う。
礼衣に少しは気持ちは芽生えている。何故なら、礼衣は毎日のように礼衣に告白してる聖華にキスしようとするが、醜いと拒絶したから。


ある日聖華は、礼衣の友人、青山を呼び出す。

「あの…先輩。」
「どうしたんだ?」

礼衣に恋をして、だんだんきれいになる聖華。

(告白か?)

思う青山。

「私…真田先輩が好きなんです。」

青山は驚くが、冷静に、

「君は気難しい男を好きになったね。」
「…先輩は女の人がキライなんですか?」

礼衣が女ギライで、気遣って男が醜いと言っているだけだと思っていた鈍感な聖華。

「違うよ、その反対。男に生まれた事を嫌っている。男は女を襲う醜いものだと。」
「…。」
「まあ、あんな事があったらそうなるのかな?でも気難しいな。」
「?」
「礼衣は3人兄弟の末っ子で、上にお姉さんが二人いるんだ。」
「え?」
「どっちのお姉さんか忘れたけど、…確か、上だったかな?変な男に襲われて、捨てられて、その男の子供を妊娠して産んだ。お姉さんを捨てた男を憎んでる。会って殺したいと。父親のいない可憐な女の子。その子がいない父親をいつも泣いて探し回っているらしい。礼衣はある日、パパはどこにいるの?と泣いて抱き着いて来た女の子に、パパは僕だよ。と言うと、嘘つき、パパじゃないもん!と叩かれたらしい。何でろくでもない男を女の子は探してるのだろう?と言うと、
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