クローバー
「パパ、また教えてね。」
「いいよ。」
「もしもし、お義姉さん?はるくんどうしたの?もしかして…志紀に代わるね、」
電話口から、声が聞こえる。
「志紀ぃ〜はるくんだよ。」
「今から行く。」
聞こえる声。
「もしもし、遥紀か、もしかして産まれたのか?」
「うん。」
「性別は?」
「3100㌘の男の子。」
「男の子?おめでとう。三田家初めての男の子だね。」
「ありがとう。明日、向かう。あ、父さんが代われと…。」
代わる。
「遥紀、男の子か。」
「はい。」
「会えるのが楽しみだ。茉莉ちゃんはいるか?」
「います。」
「声が聞きたい。じじは話したい。」
遥紀は茉莉に代わる。
遥紀は茉莉の横についている。
「もしもし?」
茉莉の声。
「じぃじだ。ただ声を聞きたかった。」
茉莉は戸惑っている。
「…おじいちゃん。」
「また顔を見たい。かわいい孫。脅かしたことは後悔している。かわいい。愛しくて。…茉衣ちゃんに写真をもらった。宝物だ。」
「…ママに?」
「ああ。引き離したのは私なのに優しく話してくれる。茉衣ちゃんには申し訳ないと思ってるし、感謝している。」
「…。」
「…パパに代わってもらえないかな?」
「はい。」
遥紀に代わる。
「また、4人で来なさい。歓迎する。1番は茉莉ちゃんと赤ちゃんを見たい。」
「父さん…。」
「孫は目に入れても痛くない。茉衣ちゃんも、大切な息子の、三田家のお嫁さんだ。」
「ありがとう父さん。」
「おやすみ、遥紀、茉莉ちゃん。」
「パパ、お風呂入ろ?今日は二人だもん、寂しい。」
「そうだね。」
お風呂、
二人で浸かる。
遥紀は茉莉に、
「茉莉は好きな人いる?」
茉莉は、
「いないよ。今はパパだけでいい。パパ、茉莉に彼氏できたら寂しいでしょ?」
「勿論寂しいよ。でも茉莉を後悔させたくないから。茉莉は結婚早いかもね。そんな気がする。」
「何で?」
「パパとママが19の頃の子供だから。きっと運命は繰り返される。パパにとって寂しいよ。それまではパパの茉莉でいさせて?」
遥紀は茉莉を抱く。
茉莉は心地いい。
いつものように添い寝して、一日は過ぎて行く。
「いいよ。」
「もしもし、お義姉さん?はるくんどうしたの?もしかして…志紀に代わるね、」
電話口から、声が聞こえる。
「志紀ぃ〜はるくんだよ。」
「今から行く。」
聞こえる声。
「もしもし、遥紀か、もしかして産まれたのか?」
「うん。」
「性別は?」
「3100㌘の男の子。」
「男の子?おめでとう。三田家初めての男の子だね。」
「ありがとう。明日、向かう。あ、父さんが代われと…。」
代わる。
「遥紀、男の子か。」
「はい。」
「会えるのが楽しみだ。茉莉ちゃんはいるか?」
「います。」
「声が聞きたい。じじは話したい。」
遥紀は茉莉に代わる。
遥紀は茉莉の横についている。
「もしもし?」
茉莉の声。
「じぃじだ。ただ声を聞きたかった。」
茉莉は戸惑っている。
「…おじいちゃん。」
「また顔を見たい。かわいい孫。脅かしたことは後悔している。かわいい。愛しくて。…茉衣ちゃんに写真をもらった。宝物だ。」
「…ママに?」
「ああ。引き離したのは私なのに優しく話してくれる。茉衣ちゃんには申し訳ないと思ってるし、感謝している。」
「…。」
「…パパに代わってもらえないかな?」
「はい。」
遥紀に代わる。
「また、4人で来なさい。歓迎する。1番は茉莉ちゃんと赤ちゃんを見たい。」
「父さん…。」
「孫は目に入れても痛くない。茉衣ちゃんも、大切な息子の、三田家のお嫁さんだ。」
「ありがとう父さん。」
「おやすみ、遥紀、茉莉ちゃん。」
「パパ、お風呂入ろ?今日は二人だもん、寂しい。」
「そうだね。」
お風呂、
二人で浸かる。
遥紀は茉莉に、
「茉莉は好きな人いる?」
茉莉は、
「いないよ。今はパパだけでいい。パパ、茉莉に彼氏できたら寂しいでしょ?」
「勿論寂しいよ。でも茉莉を後悔させたくないから。茉莉は結婚早いかもね。そんな気がする。」
「何で?」
「パパとママが19の頃の子供だから。きっと運命は繰り返される。パパにとって寂しいよ。それまではパパの茉莉でいさせて?」
遥紀は茉莉を抱く。
茉莉は心地いい。
いつものように添い寝して、一日は過ぎて行く。