クローバー
…妻のお姉さん。妻に恋をした時、硬かった妻をなかなか口説けなく。男の人をなかなか受け入れなかった理由は彼女のお姉さんの妊娠からだと。もちろん彼女の父親と弟は激怒して、父親から何度も迫られても、はかなかったみたいです。それはお義姉さんが庇うほど、愛していたから。命懸けで生まれてきた子供を選んだ。愛してる人の形見。生まれた子供を憎むことはできない。やはり、孫、姪はかわいい。初孫をできるだけ見たい。愛らしい姿を求めた家族。しかし、父親を憎んでいた。一番仲がいい妻にも告げず。妻は寂しかった。学校では少しいじめられて。でも恨めなかった。お義姉さんの選んだ道。」

一息ついて、

「弟の警戒は妻へ。付き合い始めて、弟に感づかれた妻は、無理矢理、実の弟に犯されそうになった。やっとの思いで逃げて、私を呼び出して、別れて下さいと泣いた。胸のキスマークに気付いて、泣き腫らしていた妻を部屋に連れていくと、弟にキスマークつけらた彼女なんて嫌でしょ!?と乱れた。その時、彼女を一生かけて守ると誓った。しっかりしなければ。できちゃった婚はタブー。避妊は確実に。彼女を知る度に、彼女に相応しい男になりたいと思うようになった。家族に見せられるように。それはモデルを断ち切ることでした。だから辞めました。…だから。ですから、妻の家族に経歴を全て隠して、普通の、坪倉真治として妻にプロポーズしました。」

また一息。

「そして、お義姉さんに会いに行くと、ひょこっと出て、私を見て隠れたかわいい女の子。お義姉さんは溺愛してました。当時5つの女の子を優しく抱いて、甘える子供に、頬擦りして、微笑ましい光景でした。しかし、子供がルンルンでラジオを聴いていて。私の一言でお義姉さんは動揺しました。その時、ラジオから聞こえてくる声の主が女の子の父親?とふと思い、家に帰って、ネットで検索しました。驚きました。顔がそっくり。うまく写した顔。お義姉さんが溺愛するのは、愛してる人をそっくり写した娘だから。動画メッセージを見てみると、恋愛に対するトラウマ。お互い、好きなまま別れたこと。きっとカレは娘の存在など知らないであろう。」

「結婚して会いに行く。妻とお義姉さんが親しく話しているのを見計い、トイレ行くふりをして、お義姉さんのプライベートルームに行き、手掛かりを探しました。卒業アルバムを見つけ、見た。すると
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