クローバー
んを抱いて欲しい…それは叶わない夢…。」
茉衣はお腹をさすって。
「遥紀の遺伝子を持つ愛しい娘。ずっとそばにいて?あなたは私の宝も…!?う…うう!?」
もがく茉衣。
激しい痛み。
写真をベッドの下に隠し、這って、やっとの思いで電話へ。
気力を振り絞る。
「…ママ…助けて…お腹が!?」
母は、
「茉衣!?すぐに救急車呼ぶから、耐えるの。」
「…ママ…だめ…。」
倒れる。
すぐに茉衣は運ばれる。そして、女の子が生まれる。
茉衣が目覚める。
母がいる。
「ママ…赤ちゃんは!?」
「保育器にいるわ。元気な女の子よ。少し小さいけど。よく頑張ったわね。」
茉衣はすぐに見に行く。
目が開いている。
赤ちゃんの顔を見て茉衣は涙。
「は…はる…。」
母は、
「父親の名前?」
「…。」
「父親に似てるのね。」
「…はい。」
茉衣は退院して、茉莉を抱いている。
左手の薬指には遥紀からもらったクローバーの指輪。
茉衣は、
「茉莉…いつかこの指輪をあなたにあげるね。遥紀の…パパの証。」
授乳する。
茉莉は、おいしそうに飲む。
「遥紀…茉莉は何があっても守るわ。命を削ってもいい。」
「どうか許して下さい…。」
涙。
真治は、倒れている遥紀を担ぐ。
「お義姉さん…僕が彼を運びます。」
沙衣は、
「お姉ちゃんの部屋へ行きましょ。真治。階段を上って直ぐ右の部屋。」
真治は頷き、部屋へ。
ベッドに寝かせる。
茉衣はうなだれる。
「…そうだったのか。真治君が奥さんと結ばれたのは悲しい運命の結果。」
「…はい。お義兄さんはいい人です。子供好きで、息子もなついてる。同じ歳ですから話が合うし、本当の兄弟みたくいれる。」
茉衣はお腹をさすって。
「遥紀の遺伝子を持つ愛しい娘。ずっとそばにいて?あなたは私の宝も…!?う…うう!?」
もがく茉衣。
激しい痛み。
写真をベッドの下に隠し、這って、やっとの思いで電話へ。
気力を振り絞る。
「…ママ…助けて…お腹が!?」
母は、
「茉衣!?すぐに救急車呼ぶから、耐えるの。」
「…ママ…だめ…。」
倒れる。
すぐに茉衣は運ばれる。そして、女の子が生まれる。
茉衣が目覚める。
母がいる。
「ママ…赤ちゃんは!?」
「保育器にいるわ。元気な女の子よ。少し小さいけど。よく頑張ったわね。」
茉衣はすぐに見に行く。
目が開いている。
赤ちゃんの顔を見て茉衣は涙。
「は…はる…。」
母は、
「父親の名前?」
「…。」
「父親に似てるのね。」
「…はい。」
茉衣は退院して、茉莉を抱いている。
左手の薬指には遥紀からもらったクローバーの指輪。
茉衣は、
「茉莉…いつかこの指輪をあなたにあげるね。遥紀の…パパの証。」
授乳する。
茉莉は、おいしそうに飲む。
「遥紀…茉莉は何があっても守るわ。命を削ってもいい。」
「どうか許して下さい…。」
涙。
真治は、倒れている遥紀を担ぐ。
「お義姉さん…僕が彼を運びます。」
沙衣は、
「お姉ちゃんの部屋へ行きましょ。真治。階段を上って直ぐ右の部屋。」
真治は頷き、部屋へ。
ベッドに寝かせる。
茉衣はうなだれる。
「…そうだったのか。真治君が奥さんと結ばれたのは悲しい運命の結果。」
「…はい。お義兄さんはいい人です。子供好きで、息子もなついてる。同じ歳ですから話が合うし、本当の兄弟みたくいれる。」