クローバー
別れてもずっと好き、想い続けてるなんて素敵ですね。彼女と会えたら、報告して欲しいですね。…でも、匿名で彼女は気付いてくれるのでしょうか?気付く為に、力をあげますね。」
遥紀は茉衣を見て、
「想いよ届け!」
茉衣は遥紀の視線に気付く。
(これって遥紀が私に言ってるの?…だめよ、暴かれる。…でも…遥紀の娘…ダメ!…決めたこと。一人で育てていくの…。)
運命の時が近づく2月13日、PM11:00
茉衣は悩んでいる。
眠っている茉莉。
茉衣は茉莉の髪を撫でて、
「…今から茉莉のパパに会って来るね。」
覚悟。
鍵をかけ、公園へ。
(大丈夫、けじめつけるだけ。)
公園へ着く。
時計は11:50を指している。
そこには遥紀がいる。
茉衣に気付いた遥紀。
「茉衣、来てくれてありがとう。」
「…。」
「子供は?」
「…家で眠っているわ。」
「なあ、茉衣…。」
「…。」
「…それがどんなことでも全て受け止める。確かめに来た。茉衣、真実を待っている。ずっと、待っている。茉衣が真実の口を開くまで。」
遥紀はそう話し、黙る。
「…。」
過ぎていく時間。
時計が2月14日0時を刻み、
ゴ〜ン、ゴ〜ン!
2度音を鳴らした時、
茉衣の目に涙が溢れて来る。
「茉莉は…あなたの…遥紀の娘です…。私は、今まで生きてきた中で…遥紀としか…セックスしてません…。」
泣き崩れる茉衣。
遥紀は抱きしめる。
1分くらい続く、長くて甘いキス。
解いた時、
「よく頑張った。ありがとう。…そして、今まで一人で背負わせてごめん。」
「…。」
「…娘に…会いたい。すぐに愛しいただ一人の娘、茉莉に会いたい!」
遥紀は声を振り絞る。
茉衣の家、茉莉の部屋。
開けると茉莉は、す〜す〜と優しく、かわいい寝息をたてて眠っている。
遥紀はそっと茉莉に触れる。
「ん…。」
寝返りをうつ。
遥紀は茉莉の髪を優しく撫でて、
「逢いたかった…愛しい…茉莉。」
囁く。
「ん…。」
寝返り。
遥紀は添い寝する。
父親の顔をしている。優しくて、きれいな笑顔。
(今まで苦労をかけた。よく育ってくれ
遥紀は茉衣を見て、
「想いよ届け!」
茉衣は遥紀の視線に気付く。
(これって遥紀が私に言ってるの?…だめよ、暴かれる。…でも…遥紀の娘…ダメ!…決めたこと。一人で育てていくの…。)
運命の時が近づく2月13日、PM11:00
茉衣は悩んでいる。
眠っている茉莉。
茉衣は茉莉の髪を撫でて、
「…今から茉莉のパパに会って来るね。」
覚悟。
鍵をかけ、公園へ。
(大丈夫、けじめつけるだけ。)
公園へ着く。
時計は11:50を指している。
そこには遥紀がいる。
茉衣に気付いた遥紀。
「茉衣、来てくれてありがとう。」
「…。」
「子供は?」
「…家で眠っているわ。」
「なあ、茉衣…。」
「…。」
「…それがどんなことでも全て受け止める。確かめに来た。茉衣、真実を待っている。ずっと、待っている。茉衣が真実の口を開くまで。」
遥紀はそう話し、黙る。
「…。」
過ぎていく時間。
時計が2月14日0時を刻み、
ゴ〜ン、ゴ〜ン!
2度音を鳴らした時、
茉衣の目に涙が溢れて来る。
「茉莉は…あなたの…遥紀の娘です…。私は、今まで生きてきた中で…遥紀としか…セックスしてません…。」
泣き崩れる茉衣。
遥紀は抱きしめる。
1分くらい続く、長くて甘いキス。
解いた時、
「よく頑張った。ありがとう。…そして、今まで一人で背負わせてごめん。」
「…。」
「…娘に…会いたい。すぐに愛しいただ一人の娘、茉莉に会いたい!」
遥紀は声を振り絞る。
茉衣の家、茉莉の部屋。
開けると茉莉は、す〜す〜と優しく、かわいい寝息をたてて眠っている。
遥紀はそっと茉莉に触れる。
「ん…。」
寝返りをうつ。
遥紀は茉莉の髪を優しく撫でて、
「逢いたかった…愛しい…茉莉。」
囁く。
「ん…。」
寝返り。
遥紀は添い寝する。
父親の顔をしている。優しくて、きれいな笑顔。
(今まで苦労をかけた。よく育ってくれ