バッドジンクス×シュガーラバー
歓迎会と称した飲み会の席。えみりさんとの会話が楽しくて調子に乗った私は、ついついセーブするのも忘れて飲みすぎてしまった。
といっても、甘いカクテルやサワーを合わせて3杯ほど飲んだだけで、一般的にはたいした量ではないのかもしれない。
けれども父親譲りでものすごくお酒に弱い私としては、明らかに許容量をオーバーしていて……結果、完全に酔っ払ってしまった私はきちんと座っていることもままならず、テーブルに突っ伏しながら猛烈な眠気と格闘する羽目になったのである。
そんな面倒くさい状態の私を、家まで送り届けてくれたのが久浦部長だ。
部長と私は、家の方向が一緒だったらしい。
同じタクシーに乗り込み、私の住むアパートの前で一緒に降りてくれたうえ、自力で歩くこともままならない私を支えながら部屋の前まで送ってくれた。
あのときはずっと朦朧としていたし、次の日の二日酔いだってひどかったけれど、記憶は飛ばすことなくぼんやりと残っている。
たしか……お父さんに似てるとか、我ながら失礼なことを言ってしまったのも。
しっかりキッチリ、覚えているのだ。
といっても、甘いカクテルやサワーを合わせて3杯ほど飲んだだけで、一般的にはたいした量ではないのかもしれない。
けれども父親譲りでものすごくお酒に弱い私としては、明らかに許容量をオーバーしていて……結果、完全に酔っ払ってしまった私はきちんと座っていることもままならず、テーブルに突っ伏しながら猛烈な眠気と格闘する羽目になったのである。
そんな面倒くさい状態の私を、家まで送り届けてくれたのが久浦部長だ。
部長と私は、家の方向が一緒だったらしい。
同じタクシーに乗り込み、私の住むアパートの前で一緒に降りてくれたうえ、自力で歩くこともままならない私を支えながら部屋の前まで送ってくれた。
あのときはずっと朦朧としていたし、次の日の二日酔いだってひどかったけれど、記憶は飛ばすことなくぼんやりと残っている。
たしか……お父さんに似てるとか、我ながら失礼なことを言ってしまったのも。
しっかりキッチリ、覚えているのだ。