【完】今日もキミにドキドキが止まらない
「……ごめんなさい。これは、あの、くすぐってみたら、どうなのかなって……」
「そんな子供騙しが通用すると思った?」
おっしゃる通りです……。
ベットから身体を起こすと私の顔を覗き込んでくる。
「そんな顔してないで隣くれば?」
ポンポンと自分の隣を叩いてみせる。
人様のベットに座ってもいいのかと戸惑った。
けど、工藤くんの視線に耐えきれず、私は言われた通り遠慮がちにベットに腰をおろした。
「あの、子供騙しとか……そんなつもりじゃないけど……」
ただ、やっぱり私は。
----私だって、
「工藤くんに、ドキドキしてほしくて……」