【完】今日もキミにドキドキが止まらない



……例え事故でこんな形になってしまっても、嬉しいって思っちゃう。



「……私も。工藤くんと離れたくない」



無意識に口から零れ落ちた本音に自分自身が一番驚いた。

365日、24時間、ずっと工藤くんのそばにいたいって思ってるのはホントだけど。



「……だから、そういうの殺し文句って言うんだよ。バカ」



言いながらベットから降りる工藤くんに続いて、私も元の場所に戻った。



工藤くん、工藤くん……。
やっぱり私はドキドキさせられてしまってばっかりだけど。


さっきの工藤くんは、きっとドキドキしてくれていたのかな……?


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