【完】今日もキミにドキドキが止まらない
相変わらずここは敷居が高い。
普通科のクラスでは昼休みに参考書や問題集を手にしている人なんて数えるくらいなのに。
大抵の人がみんなお昼を食べながら予習だのなんだのってしてるんだもん。
気づけば、よそ者が来たって顔でジロジロ見られている……。
そっと工藤くんのいる教室の前から中の様子を伺う。
あ……っ!!
工藤くん発見……!!!!
したのだけれど。
工藤くんの隣には読者モデルか、と思う程の美人な女の子がいた。
あの子は確か---