【完】今日もキミにドキドキが止まらない
私の考えてることなんてやっぱりお見通しだ……。
「だったら自分のこと聞けば?」
「私……?」
それってつまり、私のこと好き?
そう聞けって解釈でよろしいですか……?
「いいの?聞かなくて」
ぐずぐず迷ってる私を挑発するように、工藤くんが問いかけてきた。
聞きたい聞きたい聞きたい……!!!
めちゃくちゃ聞きたいに決まってる!
けど、これじゃきっとまた同じことの繰り返しで。
私が工藤くんをドキドキさせるんだから、ここは意地でも我慢だ……。
「保留にしてください……っ!」