【完】今日もキミにドキドキが止まらない
先週、お姉ちゃんの彼氏が遊びに来ていた時。
ばれたら空まで飛ばされるだろうけど、部屋のドアの隙間から二人が見えて、こっそり観察した。
ただの好奇心である……。
なんとお姉ちゃんが膝枕をしてあげていたのだ。
甘えるようなお姉ちゃんの彼氏に少々ゾッとしながらも、こういうのもアリなのか、と納得していた。
そして、そのことを昨日の夜にふと思い出して、これだ!って私は確信した。
工藤くんも膝枕なんてされたらドキドキしてくれるかもしれない……。
緊張するし恥ずかしいし、全力で拒まれたら悲しくはなるけど、やってみなきゃわからない!
「工藤くん……お腹いっぱいになったら、眠くならない!?」
「全然」
うっ……。
予想通りの回答。
けど、私は引き下がらないよ工藤くん!