【完】今日もキミにドキドキが止まらない
「やば。気持ちい」
ちょ、ちょ、ちょっと待って!!!!
工藤くんの頭が!
頭が……私の太ももに乗ってる。
ドキドキドキドキッ。
急加速していく鼓動。
胸の音が工藤くんに聞こえちゃいそう……。
仰向けになって、長い足を放り出す体勢で、工藤くんはそのまま目を閉じた。
1、2、3……4……5秒、と心の中で数えながら硬直する。
あれ……?
「く……工藤くん…?」
ホントに寝ちゃったのかな……?