こいつらといる数年より あいつといた一瞬が 輝いているのはなぜだろう
 そろそろいいだろう。もう満足だ。こいつから離れる。どんなに距離が離れたとしてもやっぱり好きだなんだ。もう、限界だ。辛いんだ。心が、痛いんだ。
 こいつが笑うだけで、こいつが言葉を発するだけで、胸が痛い。
「ばいばい」「じゃあな」「また今度」
 …どれもしっくりこない。こいつとの二度目の別れはどんなものがいいだろう。
 
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