求愛一夜~次期社長とふたり暮らししています~
きりのいいところで折り紙製作をやめ、リビングの壁掛け時計を見やる。時刻は六時。
夕飯を作って食べるには、ちょうどいい時間だ。
「凜ちゃん。これからオムライス作るけど、お手伝いしてくれる?」
「いいよ! 凜、卵を割るね!」
凜ちゃんが張り切った声を出すと、ソファで新聞を読んでいた上原課長が目を見張る。
「凜っ……。卵なんて割れるのか!? 大丈夫か?」
「それくらい出来るよ! ママとカレーだって作ったもん。子供扱いしないでよね!」
「ごめん……」
凜ちゃんがぷぅっと頬を膨らませ、上原課長を睨む。
大人びたことを言う凜ちゃんに、上原課長ってばタジタジだなぁ。
ふたりのやり取りは、本当の親子のよう。クスッと笑みが零れる。
「凜、エプロン持って来る!」
凜ちゃんがスタタタッと廊下に走り出してから、気になったことを上原課長に話した。
夕飯を作って食べるには、ちょうどいい時間だ。
「凜ちゃん。これからオムライス作るけど、お手伝いしてくれる?」
「いいよ! 凜、卵を割るね!」
凜ちゃんが張り切った声を出すと、ソファで新聞を読んでいた上原課長が目を見張る。
「凜っ……。卵なんて割れるのか!? 大丈夫か?」
「それくらい出来るよ! ママとカレーだって作ったもん。子供扱いしないでよね!」
「ごめん……」
凜ちゃんがぷぅっと頬を膨らませ、上原課長を睨む。
大人びたことを言う凜ちゃんに、上原課長ってばタジタジだなぁ。
ふたりのやり取りは、本当の親子のよう。クスッと笑みが零れる。
「凜、エプロン持って来る!」
凜ちゃんがスタタタッと廊下に走り出してから、気になったことを上原課長に話した。