求愛一夜~次期社長とふたり暮らししています~
上原課長は優しい旦那様になるんだろうなぁ……。
しみじみと感心するが、彼は左手しか使えないから、食器棚に皿を戻すのだけ手伝って貰う。
濡れた皿をふきんで拭きながら、食事中に思い至ったことを彼に伝える。
「私、上原課長の手が治るまで、毎日ご飯を作りに来ます」
「いや。それは悪いよ……」
「まったく問題ないです。ぜひ、やらせてください!」
きりっと眉をつり上げて告げるも、上原課長は遠慮しているんだろう。
難色を示す面持ちで、黙りこくってしまう。
上原課長、気遣い屋だし。そうなるよね。それじゃぁ、最終兵器に登場して貰いますか!
上原課長から視線をずらし、くるっと顔だけをダイニングと繋ぎのリビングに向ける。
「凜ちゃん! 明日もご飯を作りに来るからね!」
しみじみと感心するが、彼は左手しか使えないから、食器棚に皿を戻すのだけ手伝って貰う。
濡れた皿をふきんで拭きながら、食事中に思い至ったことを彼に伝える。
「私、上原課長の手が治るまで、毎日ご飯を作りに来ます」
「いや。それは悪いよ……」
「まったく問題ないです。ぜひ、やらせてください!」
きりっと眉をつり上げて告げるも、上原課長は遠慮しているんだろう。
難色を示す面持ちで、黙りこくってしまう。
上原課長、気遣い屋だし。そうなるよね。それじゃぁ、最終兵器に登場して貰いますか!
上原課長から視線をずらし、くるっと顔だけをダイニングと繋ぎのリビングに向ける。
「凜ちゃん! 明日もご飯を作りに来るからね!」