求愛一夜~次期社長とふたり暮らししています~
ふたり共、すごく喜んでくれてる。嬉しいなぁ……。
私の元を離れた凜ちゃんが、彼と両手を合わせるのを見て心からそう思った。
私が上原家にご厄介になって数日後。
今日は部課長会議が夕方にあり、上原課長の帰宅が随分と遅くなった。
ガチャンとドアが開く音がし、玄関まで小走りする。
「上原課長。おかえりなさい」
「遅くなって、ごめん。凜はもう寝ちゃった?」
「はい。『あきくんに、おやすみ言いたい!』って頑張って起きてたんですけど……」
あと一時間で日付が変わろうとする時刻。
凜ちゃんは早起きをするので、この時間まではとてもじゃないが起きていられないのだ。
「上原課長。ご飯は食べました?」
「うん。冷めた弁当を食べてきた」
部課長会議は毎度のことだが長引くので、弁当が支給される。
私の元を離れた凜ちゃんが、彼と両手を合わせるのを見て心からそう思った。
私が上原家にご厄介になって数日後。
今日は部課長会議が夕方にあり、上原課長の帰宅が随分と遅くなった。
ガチャンとドアが開く音がし、玄関まで小走りする。
「上原課長。おかえりなさい」
「遅くなって、ごめん。凜はもう寝ちゃった?」
「はい。『あきくんに、おやすみ言いたい!』って頑張って起きてたんですけど……」
あと一時間で日付が変わろうとする時刻。
凜ちゃんは早起きをするので、この時間まではとてもじゃないが起きていられないのだ。
「上原課長。ご飯は食べました?」
「うん。冷めた弁当を食べてきた」
部課長会議は毎度のことだが長引くので、弁当が支給される。