この雪の下で春を待つ

「リーク」

「ん?」

寝床に入ったところで、やっと口を開いたフーは言い出しずらそうに話した。

「あの人、まんま撃った」

「っえ?」

「怖い…」

フーはそう言うと、身を寄せてきて目を閉じた。リークは戸惑ったがフーを撫でてやることしか出来なかった。
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