四ツ葉ノ言葉【微BL】【短編】
「こーちゃん、叶海ちゃんは、死んだのか?」
辰弥は、驚いて言うと琥汰は、すごく悲しそうな顔をすると顔を伏せる。
「こーちゃん、ごめん俺」
辰弥も悲しい表情をする。
「いや、いいんだ。姉貴は…」
「いいんだ、こーちゃん辛いだろ?言わなくていい!」
辰弥はぎゅっと琥汰の手を握る。
「聞いてくれ。姉貴は生きてる。」
「………生きてるんかいっ!」
辰弥は、思わずツッコミを入れる。
「生きてるのは生きてるが、植物状態なんだよ。」
元気のない琥汰に辰弥はバシッ!と背中を叩く。
「元気だせっ!今お前が成す事はなんだ?叶海ちゃんの仇を討つことだろ?なら、今ここで指くわえて縮こまってねぇで、前に進め!お前は1人じゃない!俺らが着いてる!」
辰弥の言葉に琥汰は強く頷くと辰弥を見上げる。
「ありがと。お前に気付かされるとはな。」
「俺はいつでもこーちゃんの味方、むらやんだぞ?」
と、2人は笑いあう。