国王陛下に溺愛されて!?~メイド騎士の攻防戦~10/11に大幅修正完結済み。
「しかし勿体ないとも思ってしまうな。
どうだい?ルチアは、やめて俺にしないかい?」
えっ……えぇっ!?
リュウ様の急な申し出に驚いてしまう。
私は、動揺をしているてクスクスと笑われてしまった。
絶対にからかっているんだわ!?
「リュウ様……酷いです。からかうなんて……」
怒りながらポカポカと叩こうとした。
するとギュッと抱き締められてしまった。
えっ……!?急にリュウ様に抱き締められるものだがら
心臓がドキッと大きく高鳴った。
「ごめん、ごめん。でも俺も君のこと
気に入ったよ。
本気で落とそうかな……君のこと」
リュウ様は、そう言うと私の顔を覗き込んできた。
やはり彼もかなりの綺麗な顔立ちをしていた。
吸い込まれそうな綺麗な灰色の目。
思わず見惚れてしまいそうになる。
すると顔が近付いてきた。
キスまで……数㎝の距離になった時だった。
「アイリス。アイリス~何処に居るの?」
ミアが私を捜していた。
ビクッと私は、驚いてハッと意識を取り戻した。
そして慌ててリュウ様から離れた。
「あの……申し訳ありません」
私は、驚きと動揺で、その場合から
逃げ出してしまった。
するとすぐ後にミアと鉢合わせになった。
「あ、アイリス何処に行っていたのよ?
ルチア様が呼んでいるわよ……ってあら。
アイリスどうしたの?真っ赤かよ?」
「えっ……そう?気のせいじゃない。
それよりルチア様が捜しているのよね?
私行ってみるわね」
私は、必死に何も無かったかのように演じ
陛下を捜すと言い誤魔化した。
本当は、まだ心臓がドキドキと高鳴って
うるさかったけど……。