国王陛下に溺愛されて!?~メイド騎士の攻防戦~10/11に大幅修正完結済み。
アイリスの出生の秘密。
私は、慌てて向かっている頃。
陛下や周りの出席客は、すでに数人の忍び達に
囲まれていた。
「くっ……お前らは、東洋の忍びか!?」
「ルチアーノ・ギルス国王陛下。
お前の命を頂きに来た」
周りは、悲鳴を上げていた。
しかし囲まれているため逃げることも出来ない。
大ピンチに陥る国王陛下達だった。
「任務のために死ね!!」
そう言い1人の忍びが剣を国王陛下に
向けた瞬間だった。
何処からか短剣が降ってきて忍び達の手を切りつけた。
「くっ……」
「お前らの好き勝手にはさせん!!」
私は、そう言うと短剣を両手に持ち陛下のもとに
駆け出した。数人の忍び達は、慌てて攻撃体勢になるが
スピードと身軽さは、私の方が上だ!!
騒ぎ出す招待客をかぎ分けながらそのまま
突っ込んで行く。
数人の忍びが、こちらに向かって来るが
私は、避けながら短剣で攻撃をした。
全員忍びなだけはあって強い。だがそれを
防ぐように宙返りしたり、回し蹴りをしたりして
1人、また1人と倒して行く。
するとあの慎という男が、待ち構えていた。
「どけ。ルチア様に指1本触れてみろ。
私が許さない」
「この前のリベンジだ!」
走りながらそう言うが慎という忍びは、
同じように長い剣を持ってこちらに向かってきた。
剣同士の激しいぶつかり合いになった。
長い剣と短剣では、私の方が短い分
不利になるのだが私には、それをカバーするだけの
身体能力がある。短剣で避けるとすぐさま隙を見て
回し蹴りした。ドカッとぶつかると慎って忍びは、
蹴り飛ばされ倒れた。
「くっ……なんて重い蹴りだ!!」