国王陛下に溺愛されて!?~メイド騎士の攻防戦~10/11に大幅修正完結済み。
「うわぁぁっ!?」
「エイリオ!?」
影近は、口から火を吹いてエイリオを火に包んだ。
エイリオは、驚いて地面に倒れると転げ回った。
嘘っ……口から火を出すなんて!?
私は、驚いて唖然としていた。
しかし、急に大人しくなった。エイリオ?
「あれ……?熱くない?」
えっ?熱くないって?
動揺するとその瞬間だった。
他の忍び達がエイリオを蹴ったり殴ったりしてきた。
「エイリオ!?ちょっとやめて。
あんた達。こんなの卑怯よ!?」
「卑怯……?戦いに卑怯もくそもあるかよ。
今の火の術だって、歴とした忍術だ」
忍術!?あの不思議な力が……?
まさか口から火が出せるなんて誰も思わない。
何なの……それは?
「でも、あんなの私は、認めない」
私は、慌てて短剣を取り出すと
エイリオを助けようとした。だが、影近に捕まえられて
身動きが取れなくなってしまう。
「離せ。エイリオが……」
私は、必死に抵抗するが影近は、布らしき物で
口を抑えつけられる。私は、必死にもがいた。
ちょっと何をするのよ!?
「お前は、大人しく我々と一緒に
来てもらう。アイリス」