魔法使いの君に恋した

秘密

帰る際に忘れ物に気づいて教室へと戻った時だった。

教室へと入ろうとすると人影が見えた。

少し覗くと窓から外を見ていた。

それが誰だかすぐ分かった。

あのポニーテールの子は菜乃花だった。

彼女は俺には気づいてないらしい。

俺はそのままドアの前で息を殺して静かに座った。

ドアの横から顔を覗かせる。

…すると彼女はなにかを唱えた。

なんと…手から火が出たのだ。
< 3 / 12 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop