魔法使いの君に恋した
彼女とのきっかけはそれからだった。

放課後に教室で魔法を見せてもらう。

たまに委員会とかで時間が遅くなる。

けど…彼女は下駄箱で俺を待っていてくれた。

俺にしか見せないあの笑顔と少し赤くなった頬。

それがものすごく可愛くて…例えるとうさぎみたいだった。

そして夏休みが終わり…後期の始まりとなってしまった。

幸い、彼女と同じクラスだったため、席は隣同士になることが多かった。

でも…俺は。

彼女が他の奴らに取られるんじゃないかって心配だった。

夜も眠れず彼女のことしか頭になかった。

それで決意した。

俺は明日の放課後に告白すると。
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