Goodbye, Love Junky!!
「いいよ、別に。俺は帰るし」
胸の辺りがざわついた。
出会って5分で一気に距離を詰められそうになったから、ちょっとだけビビッてるのかも。
屈託なく笑う彼女に背を向け、少し歩みを進めたその時。
「私、よく保健室いるから。来てくれたら一緒に遊べるよ?」
後ろからぶつけられた声。
一瞬、耳を疑った。
と同時に、本当の彼女がどれかわからなくなった。
勢いよく振り向くと、妖しい笑みを浮かべる彼女。
そして、俺は堕ちた。
「私も、寂しいんだよ。誰かに愛してもらわなきゃ生きていけない」