扉の向こうにいる彼
「ちょっと様子みようかなと思ったけど、ダメだなこれは。上原さん。」
「いやーだ、いやいやいや」しゃっくりをあげて泣く。
ダメと言うことは修学旅行続行が不可ということになる。
楽しみにしていた、修学旅行なのに出来なくなるなんて、いやだった。
「まずおいで?」
と言われたので立ったけど、立った瞬間限界をむかえた。
膝から崩れ落ちた。
先生の腕が私を掴んだ
「おい、せな大丈夫か」と耳元できかれたけど意識が落ちた。