扉の向こうにいる彼
5時限目
目が覚めると
全身おもだるく体を動かせなかった。
「上原さんわかりますか?」看護師がいた時点で病院だと、気づいた。
「は、はい。」
「昨日呼吸困難で運ばれて来たんですよ。」と教えてくれた。
そのあとドクターがきて、色々話してってくれた。
「色々検査したけど、主治医のところでもう一度検査しなさい。酸素が取れたら転院するように葉山くんにも話してあるから。」
と教えてくれた。
その夕方景吾先生がきてくれた。
「せーな?苦しかったな?」と頭を撫でてくれた。
「せんせ。強がってごめ、、んなさい。」
「ほんとだよな。昔からだけど強がり。とりあえずさっき先生に聞いたらまず退院してもいいと。ただ修学旅行の参加はダメだって。俺も許可はしないけどね。」
「ホテルでお留守番?」
「そうだね。」
「点滴はキープさせてもらうけどね。せなのことだから食欲もないだろうし。」
「はい。」素直に頷いた。