Seven...KOKI
好きなんだ…
雪を引き取って2ヶ月。
雪が残る2月の下旬。
雪はもともと通っていた
中学校に通っている。
けど俺の家からじゃ遠いから
香奈さんの家のガードが
送り迎えをしてくれている。
金の心配も今のとこない…。
けど、高校に行くとなったら
どれだけ金かかるのかな…?
どうすっか…。
香奈さんにこれ以上頼りたくないし…。
「光輝!」
「わっ」
何だよ。
いきなり大きな声出して。
「何ぼーっとしてんの?
あたしの話聞いてた?」
おわんを片手に
眉間にしわを寄せている雪。
「えっ。話?」
何だっけ?
「だから!高校の話!家の近くの
高校受けるって言ってなかったから」
不機嫌そうにおかずに箸をのばした。