Seven...KOKI
「あっ…あぁいいんじゃない?」
「あとさぁバイトしたいんだけど
どこがいいかなぁ?」
「バイト?」
「うん。どこがいいと思う?」
「あぁ…あんまり変なとこで
働かなければどこでもいいよ。
ごちそうさま」
「えっ…もういいの?」
「あぁ。ごちそうさま」
そう言ってソファーに座った。
「ねぇ!光輝?」
ご飯を食べかけのまま俺の横に座った雪。
「何?」
「高校合格したらどっか行かない?
ってか、連れてって?」
「どっかってどこ?」
「う~ん…映画とか!」
「映画?そんなの友達行けよ。
それに俺、映画は100%寝るから無理」
「えぇ~。お願い!!」
顔の前で手を合わせて
ちらちら俺の顔をうかがう雪。
「はぁ…分かったよ!じゃあ
高校合格したらな」