Seven...KOKI
「光輝!!」
「はい!?」
耳元で叫ばれた。
横を向くとその正体は香奈さんだった。
「何ぼーっとしてんの?」
「あっなんでもないです」
「あっそっか…」
えっ?
なんか香奈さんにやにやしてる。
「今日は雪ちゃんの受験の日だもんね?
心配なんだ」
心配?
そうだ…心配だ。
「大丈夫よ。雪ちゃん中学校ではテスト
いつも学年1位だったみたいだから」
そっか…なら安心…。
「学年1位!?」
「きゃっ!」
俺がいきなり叫んだせいか
飲みかけてたコーヒーを
机の上にこぼした香奈さん。
「もう!叫ばないでよ!」
「えっえっ!?学年1位って?」