Seven...KOKI
「なんかぁ~今まで95点以上
しかとったことのない天才らしいよ?」
確かに…。
あれだけ家のことしてくれてるのに
それでも学年1位なんて。
「雪って…天才なんですね」
「そのぶん光輝はバカだけどね?」
なんだそれ…。
でも、雪なら大丈夫か。
安心した。
そうだ、迎えにいってやろ。
今日は仕事これで終わりだし。
「香奈さん。俺今日はこれで
失礼しますっ!」
「えっ!?あぁ、おつかれ~」
雑誌を見ながら手を振る香奈さんに
礼をして楽屋を出た。
テレビ局を出て、バイクに乗り
雪が受験する高校に向かう。
えっと…確かここらへん。
あっここだ。
ちょうど終わったのか受験してたらしい
中学生達がぞろぞろと高校から出てきた。