Seven...KOKI


えっと…雪は…。



「ごめんなさい…急いでるんで」



この声…。



「いいじゃん~。まじさぁ、
俺君気に入った!まじ友達なろ?」



「すいません」



男子の人だかりの中から出てきたのは
困った顔をした雪。



うわぁ~…モテてやんの。



やっと抜け出したと思ったら
今度はここの高校生らしき奴らに
囲まれた。



「君、受験生?可愛いね~。
受かったらサッカー部の
マネージャーやってよ!」



「あっ…考えときます」



そいつらも上手く交わした時、
俺を見つけたのか笑顔で
走ってくる雪。



俺はヘルメットをとり笑顔で
答えようとした時、
雪はつまづいて持ってた封筒の
中身のプリントかなんかをばらまいた。



あっ…ばかだ。



助けに行こうかと思ったけど
さっきまで雪にたかってた
中学生や高校生が一斉に
雪を助けにかけよった。



「大丈夫?つまづくなんて可愛いね~」



「よかったら今からどっか行かない?
先輩がおごるよ」


< 108 / 533 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop