Seven...KOKI
えっと…雪は…。
「ごめんなさい…急いでるんで」
この声…。
「いいじゃん~。まじさぁ、
俺君気に入った!まじ友達なろ?」
「すいません」
男子の人だかりの中から出てきたのは
困った顔をした雪。
うわぁ~…モテてやんの。
やっと抜け出したと思ったら
今度はここの高校生らしき奴らに
囲まれた。
「君、受験生?可愛いね~。
受かったらサッカー部の
マネージャーやってよ!」
「あっ…考えときます」
そいつらも上手く交わした時、
俺を見つけたのか笑顔で
走ってくる雪。
俺はヘルメットをとり笑顔で
答えようとした時、
雪はつまづいて持ってた封筒の
中身のプリントかなんかをばらまいた。
あっ…ばかだ。
助けに行こうかと思ったけど
さっきまで雪にたかってた
中学生や高校生が一斉に
雪を助けにかけよった。
「大丈夫?つまづくなんて可愛いね~」
「よかったら今からどっか行かない?
先輩がおごるよ」