Seven...KOKI
瞳の時だって毎日どきどきは
してなかったんだ。
ただ、暖かかった。
それは今の雪と同じなんだ。
この前瞳と会ったときは
前の感情とは違った。
「気づくのが遅かっただけなんだ…」
そう言って雪のおでこに優しくキスした。
雪は泣いてる。
「…光輝」
「好きだよ?雪」
頬を撫でるとまた涙があふれてきた。
「ははっ、雪泣き虫だな~」
「…だって~」
「いいよ。でも俺の前だけな」
「え?」
だって…さ。
今まで気づかなかったけど
雪の泣き顔はやばい。
頬が真っ赤になって、
瞳はうるうるしてて。
めちゃくちゃ可愛い。
こんなの他の男には絶対見せれない。