Seven...KOKI
●2章
驚きの結婚
今…俺の顔はかなりやばいと思う。
だって…目が覚めたら
俺の腕の中で寝てる雪。
昨日、手つないで寝たけど
いつのまにか抱きしめてた。
ちょっと左の腕がしびれてるけど
雪は軽いから大丈夫。
雪の少し漏れる寝息が
微妙に俺の首筋にかかる。
やべぇ…可愛い。
絶対俺…にやにやしてる。
7歳も年下なのに。
この間まで中学生でガキだったのにな…。
よく見たらめちゃくちゃ
大人っぽいんだよな~雪の顔つき。
モテるのも無理ないか…。
ってか…こんなに密着してたら…。
「んっ…」
「あっ…起きた」
「え?…あぁ。おはよ」
まだ完全に開ききってないまぶたを
こすりながら笑顔であいさつする雪。
「ん?あれ?光輝…
抱きしめてくれてたの?」
「え?あぁ、わかんねぇ。
いつのまにか抱きしめてたみたい」