Seven...KOKI


「ははっ」



あぁ~かわいい。



本当に雪にはまってるかも。



「そろそろ起きね?お前今日学校だろ?」



「え!あっそうだ!」



急いでベッドから降りて
時計を見てあせる雪。



「やばい~!遅刻しちゃう!」



あぁ~。



「もう!朝ごはんいらない!」



「え!俺の朝ごはんは?」



「パンあるから焼いて食べて!
本当にごめんね?」



制服のネクタイをしめながら
申し訳なさそうな顔をする。



「やばい~!このままじゃ
本当に遅刻だよ!」



急いで髪を整えてる。



…ったく…。



寝癖が少しついてる髪をかきながら
俺はパーカーをはおった。



「光輝!行ってき…」



玄関を出て行こうとする雪を
腕でさえぎった。


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