Seven...KOKI
はい~?
「7歳も年上の奴に
山村の気持ちがわかるかよ」
「あのなぁ~。
黙って聞いてればこのガキっ!」
「なんだよ。学校の前で
暴力でもしてみろ。お前捕まるぞ?」
「んなことするか。
それに今のところ雪は俺に惚れてんだ」
「なっ!」
「どっちみち俺の勝ちだな」
「何言ってんだよ!山村がお前なんか
本気で相手するわけないだろ!」
「それって年上の俺の言葉じゃね?」
「ふざけるな!
お前に山村は似合わない!」
「言っとくけど!」
高嶋の胸倉をつかんだ。
「年なんか関係ない。雪は俺の女。
俺のものだ」
そう言うと手を離して
ヘルメットをかぶり、エンジンをかけた。
「認めない…。
俺は絶対あきらめないからなっ!」
「あっそう。
まぁせいぜい頑張りなぁ~」
高嶋の言葉も軽くかわして家に帰った。