Seven...KOKI
あぶねっ。
はまってるなんて…
そんな恥ずかしいこと言えるか!
「こりゃ美人だな」
「ほんとっ。香奈さんも美人だけど
光輝までこんな美人な彼女が
いるなんてうちは幸せですね?」
「あのっ…光輝…さんの
お父さんとお母さん」
雪が口を開いた。
「あたしっ…光輝さんと一緒に
住んでて…その…おせわになってる
雪っていいます。はじめまして」
そう言って深々とおじぎをする雪。
「あらあら。ほんとに可愛いお嬢さん♪
そんなかしこまらなくていいのよ?」
「こんな息子だがよろしくね。雪ちゃん」
「あっ…はい!こちらこそ」
そう言ってまたおじぎをする雪。
「それじゃあ光輝、雪ちゃん。
あたし達はこれで…」
にやにやとちら見をしたおふくろは
あらたな料理を求めてさっさと
歩いていった。
「それじゃあ光輝。またあとで」
「あぁ、じゃあ…」
おふくろに続いて親父も歩いていった。