Seven...KOKI
まっすぐ俺の目を見る雪。
「ちゃんと考えるよ。
滝…さん?だって、すぐに返事は
しなくていいって言ってたし。
光輝と一緒にスタジオに言って
見学とかしてちゃんと考える」
「モデル…やりたいってこと?」
「う~ん…でも、興味はある。
今日撮影してて楽しかったし…。
それに…光輝もいるしね」
「そっか…分かった」
雪の道だ。
俺がとやかく言うことじゃない。
雪がやりたいならそれを支える。
やりたくないならそれはそれでいい。
けど…怖かった。
今日の撮影で…雪が怖かったんだ。
まったく別人の雪。
俺は…置いてかれてる気がした。