Seven...KOKI
ありえないぐらいの棒読みで
キッチンから料理を運ぶ雪に
ひたすら謝る。
「絶対本気で謝ってないでしょ?」
いつものことだから相手にしない雪。
むしろいつもしてるから
だんだん目線が冷たくなってきてる。
怖いけど…おもしろいから
いつもしてしまう俺。
「ほらっ。もういいから食べよ」
まぁ、ご飯の準備ができたら
いつもの雪に戻るから気にしない。
「いただきま~す…うん、美味い!」
雪の料理は本当に美味い。
上機嫌でご飯を食べてたら
雪が口を開いた。
「ねぇ…光輝?」
「ん?」
「あの…さ」
「何?」
「あの…寝室一緒に…しない?」
「え!?」
驚きすぎて箸を落としてしまった。
「…え?何で…?」