Seven...KOKI
「へぇ~…そうなんだ」
さっきとは違って笑顔の雪。
「分かったろ?だから俺らは別に
お前が思ってるほど大変でも
惨めでもないんです」
何度もうなずいて納得した様子の雪。
けどいきなり首をかしげて、
「でも…あたしが今日瞳さんに
したことは…」
「心配ないって。実際、お前の案の方が
良かったんだし…」
「案?」
あっ…。
「いや、まぁ…とにかく。
今日のことは何も心配いらないよ。
元カノのことも心配すんな」
俺は雪しか見てない。
そう言おうと思ったけど、
言わなくても雪は分かってるみたいに
幸せそうな笑顔をかえしてくれたから
言わなかった。
「う~ん…」
「あの…雪ちゃん?」
「イケメン…ねぇ~」
「光輝くん?…どうしたのこの子」