Seven...KOKI
いや…。
「そうじゃなくて…さ?
たいしたことないなら…
大丈夫ならもうちょっと」
「はっ?…ちょっ…」
俺は床に倒れこんでる雪にせまる。
「ちょっ…ちょっと待って!!」
俺と雪の顔の間に手をはさみ、
「どうしたの光輝?変だよ…」
なんて…酸欠状態な雪は聞いてきた。
こんなキスをしたせいかほっぺはすごく
真っ赤で、苦しいせいか呼吸が荒い。
う…やばい…。
今すぐキスしないと体がもたないけど、
俺は仕方なく体を起こした。
「瞳に…媚薬飲まされて…」
「び…やく…って、あの媚薬?」
雪もゆっくり体を起こす。
「それで俺に瞳を抱かせようとしたんだ。
けど…媚薬の力で瞳抱いたって…
俺は雪が好きだから…瞳は…その
だめだし…復讐って言ったって…
そんなの無理だし…意味ないし…」
「あの…光輝?
何言ってるか全然わかんない…」
めちゃくちゃな俺の説明に首を
ひねる雪。