Seven...KOKI


「…お前のために我慢したんだから…」



「…あたしのため?何が」



「後でちゃんと話すから
…今はキスさせて…ほんと頼むから…」



俺は雪を押し倒しながらそう言った。



「いや…意味分かんないし…」



「分かんなくていいから…今は
俺の相手してれば…いいから…」



ほんと限界な俺は雪にキス。



…しようとしたけど…
また雪は手をはさみ、



「やっ…ちょっ…無理!
息続かないの…気失いそうだしっ」



「じゃあ軽くするから…」



「そういう問題じゃ…」



「まじでほんと…お前媚薬の力
知らないからそんなこと言えるんだよ?
本当に俺…今限界っ…」



「媚薬って…そんなすごいの?」



不満そうな雪の顔。



そんな顔でさえ今はやばい…。



「…お願いだからその手どけて?」



「嫌!早く降りてよ!」



「雪!!…別にヤろうって
言ってるわけじゃないんだから!
そんなことしないから…
キスだけだから!」

< 337 / 533 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop