Seven...KOKI


「何それ…あたしとは
したくないってこと?」



なぜか不機嫌な雪。



「そうじゃなくて…ほら…
ってか…まじやばいんだから…」



「ほらって何?教えてよ。
あたしとはしたくないんでしょ!」



なんで逆ギレなんだよ…。



「違うから…早く手どけて…。
じゃないと…ほんと…襲うぞ…」



「もうどっち!?したいの?
したくないの?はっきりしなよ!」



「だから!今はしないっつってんじゃん!
…あぁ~…やばいやばい…」



「ねぇ…どっち?」



そう言いながら
めちゃくちゃ可愛い顔で聞いてきた。



…そんな顔すんな…。



「…だからさ…?雪とはそういうこと…
まだだから…媚薬とかの勢いで
したくないじゃん…」



「え…」



「雪は昔ひどいめにあってんだし…
それなのに…俺まで無理やりしたくない…
だから、キスまでで止めるから手どけ…」



「…別に…光輝なら…」



「あ?」



雪は手をゆっくりどけながら、


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