Seven...KOKI
おだやかな時間
気がついた時にはもう朝になってた。
昨日の薬の感覚はもう完全に無くなり、
体も正常。
まぁあれだけ雪とキスして…
正常に戻んないとおかしいんだけど…。
っていうか…いつのまにかちゃんと
寝室で寝てる俺たち。
と言っても…ベッドの上じゃなく床。
ベッドから無理やり毛布を引っ張って
それに2人でくるまっちゃってる…。
俺の腕の中にはすやすや眠ってる雪。
…なんだかほっとする。
昨日あんなことがあったからかも
しれないけど…。
今俺の腕の中にいるのが雪で…
ほっとする。
「俺…雪と結婚したいな」
なんて…無防備に眠ってる雪に
つぶやいた。
でも雪って今…16ぐらいだよな?
「結婚できんじゃね?」
いや…でもさすがにそれはダメか。
さすがに高校卒業してからじゃないと…。
「ん…光輝…?」
「あっ…おはよ…」