Seven...KOKI

「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」



スタッフはさっき以上に声を張り上げた。



俺は叫ぶ気にもならずただ口を開けて
滝さんと瞳を見つめるだけ。










「…で?いつからなんですか?」



「う~ん…光輝のこと襲った日。
あのあと滝さんに告られたの」



ぽかんと口を開けてる俺の横で興味心身に
質問攻めする雪。



「あの日!あぁ~…なるほど。
で?なんでまた告白なんかを?」



「瞳がSevenに入ってきたときから
可愛いなって思ってて…
あっ、注文お願いします」



滝さんは喫茶店の店員に4人分の
飲み物を注文すると話を続けた。



「それで…でも瞳は
光輝の彼女だったから」



「あきらめんたんですね?」



「でも、俺なりに努力はしてたんだぞ?
まさか瞳が山中と浮気なんて…」



「山中?誰ですかそれ」



「そっか、雪ちゃんは知らないんだ」



「昴は滝さんのライバルだったらしいの、
スタイリストになった頃から。
2人とも同い年で同期だったから。
だから、あたしと昴が浮気したのが
信じられなかったみたい」



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