Seven...KOKI
「…1人に…2人」
「え?」
俺は雪から離れて雪を見つめた。
「男の子1人に女の子…2人?」
「…?」
「…3人。必ず子供作ろう?」
そう言って雪の左手の薬指にキスした。
「…こう…き…」
「だから頑張って?3人分」
そう言って笑うと雪は真っ赤になった。
「え…え?え?…あの…」
「…今やらしい方に考えた?」
「え?」
「3人分って産むの時のこと
言ったんだけど~?」
「…産む時って…え?」
「痛いだろ?産む時。
それを3人分。頑張れ」
そう言いながら雪の肩に手を置くと
さらに真っ赤になって、
「光輝のバカ!」
って…勘違いしたのは雪なのに。