Seven...KOKI
今のって…。
「光輝!」
「え?」
気がつくとすぐ目の前にいた雪は、
「ねぇ?落ちた?」
なんて無邪気に聞いてくる。
「え…あっ…うん」
「よしっ!じゃあ着替えてきま~す。
瞳さん行きましょう」
そう言ってスキップしながら
楽屋に戻っていった。
「…びっ…くり…した」
俺の横にいた香奈さんが口を開く。
「香奈さん…あの…さっきの雪」
「今までで一番いい顔だった」
「いや…そうじゃなくて…
俺さっきの絵どっかで見たこと
あるんですけど…」
俺の言葉に俺を横目で見つめる香奈さん。
「あの…香奈さんは
見たことないですか?」
「…あるよ」
「やっぱり!!何でしたっけ?」
「…そっくりだった」